とりあえず  2023/12/11 

 結局何をしたら良いかが全く分らない.とりあえず,どんな形であれ自分の考えを文字に,文章にしたためる練習から始めようか.有生は色々な物を記録に残し,積み上げていく事が好きだ.スマートフォンを持ち始めてから撮りだめている写真をずっと保存し,丁寧に全てを整理したことがある.他にも,小学4年生の10歳ごろからずっと続けているお小遣い手帳.それが,今では立派な家計簿になった.色々な項目を作り,税金や手取額を計算したり様々な項目の支出のカテゴリを作ったりと凝ったことを勝手にしている.かといって,それらを活かして節約をして貯金が出来ているわけでは全くないんだけどね.他に,こうやって思い立ってはノートに色々な思いを書き殴っている.これも結局自分のぐちゃぐちゃな頭をグチャグチャに書き殴っているだけだから,後々役に立てることも難しいんだけどね.こういった感じで,有生は記録を取って,積み重ねていくことは好きなんだ.この性格がすぐにお金になったり,何か役に立ったりするわけではない.でも,支離滅裂な考えをただ毎日悶々と考えは浮かんでは消え,悩んでは忘れていく.そんな日々を無為に過ごしていくだけならばこうやって何かしら残していきたいと考えたんだ.まだ,初めての校正も何もされていない文章でお恥ずかしい限りだが,これが今後続けていくことで何か成長して行くことが,自分の利になることがあるのだろうか.そうそう,そういえばある時期は日記をしたためている時期もあったな.随分と書かなくなったし,到底人様に見せられないような内容ばかりを書いていた気がするが.これからは,表に,人に見せても恥ずかしくないような文章や言葉使いを出来る人になりたいな. 

 文章をとりあえず,書くことは決まった.さて,次はどうしようか.最初に,なんでこういうことを始めようと思ったか,今の何が嫌なのかを言葉にしてみようか.まぁ,いわゆる会社の,社会人の愚痴だね.今の自分の状況を揶揄すると「真綿で首を絞められながら,ぬるま湯に浸かっているよう」今はぬるま湯といえども暖かい.でも,確実に湯は冷めていくし,既に一度ぬるま湯に浸かってしまっているから,外に一度出るととても寒くて出られない.でも,確実に首には真綿で括られているし,湯も冷めていく.一秒でも早くその場から脱出しないといけないのに,今はまだ暖かく心地よい. 

 他にも,「見えない首輪を付けられ,会社の周辺までしか伸びないリードで括られているようだ」って.目には見えない首輪.手足も縛られていない.自分はいつでもどこでも自由に歩いて行けるんだ.なのに,勝手に,月曜日になると眠い目を擦って起きて,準備して,自分で勝手に会社に向かって歩いて行く.なんて,馬鹿馬鹿しい生き方なんだ.こんなことをするために,小学,中学,高校,浪人を経て大学に行ってたのかと.あんなにバカみたいに努力して,努力して向かって行っていた先はここなのかと.そんなことのために,自分は24年間命を燃やしていたのかと. 

 会社に入って色々な人の話を聞いた.向上心など欠片もなく,とりあえず生活をするために今日を会社で9時間過ごす.ましてや,9時間では飽き足らず,惰性で周りに合わせてサービス残業をする.他にも,色々な雰囲気を見ているとだんだんと気づいていくこともある.働きアリの法則ではないけど,とりあえず雇用され守られているから,1人前の仕事もしていないが時間だけを過ごしてとりあえず給料を頂く者.与えられた仕事はこなしているが,それも裁量を考えられて他の者よりは劣っている量をまるで一人前以上の仕事を自分はこなしているかのように認識し,ふんぞり返っている者.他の者の遅れを健気な心で尽くして仕事をする者.人の2倍,3倍も働き会社を言葉通り支えているが,忙殺されている者.自分は,まだ何も生産していない,育てられているという名の下にぶら下がっている一人ではあるのだが.一応,自分の仕事をこなして一人前に過ごして居る人もいるが,実際のところの割合はどうなっているのだろうか.そこはまだまだ未知数だな. 

 以上の事からとは言っても,考えていたことのまとまりが本当にないな.こんなに忙殺されて働いている10も歳の上の人の給料がそれだけなのか.10年後,そんな夢も希望も無い未来のために今の時間を無為に過ごしていくのか.死を身近に感じてしまっている今だから,自分のそんな怠惰な生き方に自分が腹正しく,どうしようもなく苦しい.だからこそ,意味なんて,無いかもしれないけど,これからこの行為に意味をつけていくんだ.自分の一歩一歩が,正解に繋がるように.努力を評価されたいなんてそんなきれい事はクソくらえだ.絶対に自分で稼いで,自分の生き方を自分で決められる人になる.大切な人が苦しんでいるときに出来る事なんて,時間,労力,心配(心遣い).後何よりも結局は全てお金なんだ.きれい事で,慎ましく,自分の限りある人生を切り売りしてなんて生きない.努力無くして得るものは無し.有りのままに生きる.